復学支援プロジェクト「スクリエ」について
このウェブサイトは小児がんの子どもを理解し、復学を支援するためのものです。
近年、医療技術の進歩により小児がんの治癒率は8割以上になり、多くの子どもが治療を終え、学校生活や社会生活を送ることが出来るようになりました。 しかし、退院直後の子どもは体力や免疫力が戻っておらず、心の準備も十分でないため、特別な配慮が必要な場合があります。私たちプロジェクトチームメンバーは、退院して復学する時にどのような配慮と支援が必要であるかを皆さんに理解して欲しいという思いから、これまで活動してきました。
このウェブサイトをご覧になられた様々な立場の方々が、ほっこり暖かい気持ちになり、思いやりと支援の輪が広がることを願っています。 そして、小児がんに関わらず、長期療養児の子ども達の復学支援は難しいと二の足を踏まずに、ぜひチャレンジしてみたいと思っていただけたら幸いです。
代表 森口清美
活動内容
復学支援ツールの作成と普及活動
「復学に向けてどのような準備をしたら良いのか分からない」、「クラスメイトに対して、病気のことをどのような方法で説明したら良いのか分からない」という先生方の悩みや「入院して頑張っている子どもの事を伝えたい」という保護者の思いに応えるために、入院している子どもの気持ちを描いた絵本や復学に向けた教職員向けのパンフレット、児童生徒向けのパンフレットを作成し、これらの普及に努めています。
なお、これらのパンフレットに関するご質問・ご意見等ございましたら、遠慮なく問い合わせください。
復学支援ツール
絵本・動画・パンフレットを作成しています。詳しくはこちらのページをご覧ください。
研修会企画
これまで代表者は小中学校の先生方を対象とする小児がんの復学支援に関する研修会を実施してきました。今後、小児がんのみならず慢性疾患の子どもを含めた復学支援に関する研修会も企画したいと考えています。
実りある研修会を検討したいと思っておりますので、是非、ご意見をお聞かせください。
メンバー紹介
(五十音順)
今井 剛
四国こどもとおとなの医療センター
大見 サキエ
元椙山女学園大学
小野 詠子
倉敷平成病院
河合 洋子
豊橋創造大学
嶋田 明
自治医科大学
田中 修敬
就実大学
納富 誠司郎
倉敷中央病院
畑中 めぐみ
NPO法人愛知こどもホスピスプロジェクト
堀部 敬三
名古屋医療センター
毎熊 隆誉
就実大学
宮城島 恭子
浜松医科大学
森口 清美
就実大学
あゆみの会(岡山県小児がんの保護者の会)の方々